切手の印刷過程の進化

現在、地球上では1年間にあたり1万2000種類もの切手が新作として発行されているといわれています。そのうち殆どの切手は凸版で印刷されていますが、スウェーデンでは昔ながらの伝統を尊守し、今でも凹版で切手の印刷が行われています。昔は切手の細かい印刷を鮮明に行うために、凹版での印刷が行われていた場合もあったそうです。凹版印刷とは銅板に模様を彫り、そこにインクを刷り込んでから紙を押し付けて転写させることで印刷していた方法で、切手のような小さな紙に印刷することは非常に難しいことから、熟練した技法を持つ職人が手掛けていました。今では切手は凸版印刷が主流ですが、切手は紙幣と同じく有価証券ですので、印刷過程で失敗したものは破棄されてしまいます。しかし中には検査をすり抜けてエラー切手が世の中に出回ることがあり、そうしたエラー切手は珍品として高い値段がつきます。プレミアがつく種類の切手は数多く存在しますが、そうしたエラー切手は価値の低い種類の切手であっても高い値段で売買される傾向にあります。